探偵は、もう死んでいる。
11巻の感想です。
ついに大災厄の真相が判明!
さっそく内容に触れていきますので、
以下ネタバレ注意です!
大災厄とはなんだったのか
これまで幾度も登場していた「大災厄」というワード。
実際に何が起きたのかはわからず仕舞いでしたが、
今巻でついにその真相がわかりました!
ざっくりいうと、
<怪盗>アベルによる、《システム》の利用を企てた事件
でした。
アベルは《システム》を利用し、
世界を作り替えようとしていました。
その一連の大事件が、
大災厄と呼ばれていたわけですね!
結果として、アベルの所業を止めることに成功した君塚たちですが、
探偵を始めとして調律者たちの意志により虚空歴録を破壊しようとします。
虚空歴録を失った《システム》は、なんと世界の再起動を実行。
その再起動により、
君塚たちは虚空歴録に関する記憶を失った状態になったというのが、
記憶が失われていた真相ということだったんですね!
君塚たちは記憶を順に取り戻していき、
ついに最後のピースを取り戻した!!
シエスタの目覚め
「大災厄」の間に目覚めとされるシエスタ。
今回はその復活劇も語られました!
- シエスタはアベルに意志を盗まれていた
- <名探偵>は二人存在できない
二つの理由から、すぐに目覚められないシエスタでしたが、
アベルから意志を取り返し、
そして<名探偵>を放棄することで復活することができました。
<名探偵>を放棄した代わりに、
代わりに<吸血鬼>として調律者の一人であり続けることに!
スカーレットの一件で、
吸血鬼の血を受けていたので、素質があると判断されたんですね!
シエスタを目覚めさせるために、
君塚は“唇”に血を滴らせ、意志と血をシエスタに渡したわけです。
つまり、そういうことですねw
連邦政府の企てを阻止
「大災厄」と合わせてもう一つ問題になっていたのが、
連邦政府――ミゾエフ連邦。
シャルが捕まってしまった描写があったのも随分前でしたが、
今回で救出することに成功し、
ミゾエフ連邦の企ても阻止することができました。
ミゾエフ連邦の目的は、
いまの世界を脱出し、<未踏の聖域>に到達すること。
また新しいワードの登場!
ミゾエフ連邦は限られたメンバーだけで、
別の世界、<未踏の聖域>へと向かう計画を立てていました。
未踏の聖域とAという文字の謎
別世界の呼び名として登場した<未踏の聖域>
<未踏の聖域>のメンバーが2人明らかになりました。
- 女王 A(アルファ)
- <発明家> A(アリシア)
どちらもAの文字。。。
そしてたまたまか、アベルの本名は
アベル・A・シェーンベルク
「A」という文字に違和感を感じていたけど、
このタイミングでこれは関係ありそうね。。。
アリシアは別の世界の<発明家>として登場しましたが、
おそらくはスティーブンの妻と思われる描写もありましたね。
今の世界のスティーブンの妻は、
戦死していることがわかっています。
もう一つの世界でスティーブンとの関係は分からないけれど、
同じく夫婦だったのであれば、容赦なくスティーブンを攻撃したのはなんとも非情。。。
11巻の感想まとめ
一気に物語が進んだ巻でしたね!
ツンデレ枠は渚のものかと思っていたけれど、
シャルがデレてきてツンデレ枠が奪われつつあるw
渚はツンデレに見えて、
実はストレートなところも多いしねw
過去の振り返りも終わり、
いよいよ現在の時間軸での物語が進行することになりそう。
スティーブンを始め、既に調律者が数名襲撃されている状況。
真向勝負では叶うとは思えないですが、どう物語が進んでいくのか楽しみ!
SEEDを始め、“外”との戦いがまた始まりそうですね!
以上、11巻の感想でした!