ラノベ読む時間ない人は電子書籍を要検討!
PR

【豚のレバーは加熱しろ】イェスマとは。残酷な運命と戦う女の子たち。

イェスマについて

本記事では、
豚のレバーは加熱しろ
に登場するイェスマについて解説しています!

最初は謎に包まれていたイェスマですが、
物語を通して以下のことが分かりました。

王都で生まれた少女たちのことであり、その正体は”魔法使い”である。

さらにイェスマについて深堀りしていくよ!

イェスマと呼ばれるひとたち

イェスマと呼ばれるの人たちは、
決まって以下の特徴があります。

  • 性別は女のみ。
  • 歳は16歳まで。
  • 銀の首輪をつけている。
  • 念話が使える。(相手の心を読み取れる)
  • 普通の人は使えない黒のリスタを使うことができる

首輪は違和感を覚えるが、
特徴だけ見ると、
むしろ普通の人より優れているのではないかと思う人も多いはず。

が、そんな特徴を持っていても、
使用人として遣われることが
イェスマの習わしとなっているが現実でした。

さらには、
イェスマ狩りという、
イェスマを殺した骨などを売って稼ぐ集団もおり、
とても穏やかではない現実。。。

16歳になったら、
自ら王都へ向かわないといけない

という試練もあり、
イェスマ狩り試練の脅威となっているわけです。

脱魔法によるパワーアップ

また、イェスマには魔力を向上させる方法があり、
それは脱魔法と呼ばれる魔法使いの脱皮のような事象のこと。

ただしデメリットもありました。

脱魔法中は、体のあらゆる魔法が消える

2巻ではこれを逆手にとっていたね!

また、<契約の楔>を使うことで
脱魔法を強制的に起こすこともできますが、
通常は自然と起きるものだそうで、
10回も経験することはないんだとか。

経験回数はざっとこんな感じ!

  • ヴァティス:43回
  • イーヴィス:21回
  • ホーキス:21回
  • マーキス:19回
  • シュラヴィス:4回 → 7回(4巻)→ 10回(6巻)
  • ジェス:4回 → 9回(4巻)→ 10回(6巻)
  • セレス:1回

6巻以降は、
シュラヴィス、ジェスが脱魔法を起こした
という記述はありませんでしたが、11回は超しているかも。。。

イーヴィスを始めとした
王都の人たちが桁違いなんだよなあ。

イェスマに隠された本当の目的

イェスマの特徴について振り返ったところで、

イェスマとは、
何の目的があって作られているのか

について触れていきます。

イェスマとは、
王都で生まれた女の子が、記憶を消され、
首輪により魔力を抑制させられ王都の外に出されたもの

たちのことです。

そして、王都の外に出た彼女たちは、
16歳まで使用人として仕えたあと、
王都、すなわち故郷へ戻る試練を課されるわけです。

――イェスマ狩りもいる。
――王都には入り口がない。
そんな厳しい条件があるせいで、
たどり着けるのは限られた数名のみ。

そうやって優秀なイェスマを生き残らせることが、
王都に住む<王>イーヴィスが決めた社会のルールだったわけ。
(正確には、先祖の代から始まっていた?)

豚(ロリポ)がいなければ、
ジェスも王都にはたどり着けなかったことでしょう。

なんでそんなルールが作られたのか。
それは、
魔法使いの人数が多くなることの危険性
を考慮したとのこと。

それにしても、
別のやり方があったでしょうに。。。
せめてイェスマ狩りを何とかしてほしかった。

子供を勝手に作られると困るから
野放しにできなかったということも、
子供を作らない幸せもあったハズ。

王都は、
そういった個々人の幸せを尊重するより、
社会の仕組みを維持する
ことを第一に考えたわけですね。

その後イェスマはどうなったか

ジェスが王都にたどり着いた後、
世界の情勢は大きく変わりました。

まず、イーヴィスが亡くなったタイミングで、
王都が正常に機能することは無くなったので、
直近で新しいイェスマは生まれていないでしょう。

6巻では、解放軍の目的の一つであった
イェスマの首輪外しが果たされました。

解放されたイェスマたちは、
自由を手に入れたわけですが、
同時に、抑え込まれていた感情が爆発する危険性も孕んでいるため、
まだまだ解決とは言えない状況が続いてるわけですね。

なにはともあれ、

呪いにも近い首輪が外れたのは一歩前進!

原作8巻では、
シュラヴィスによって
一時的に管理されるような形になっていましたが、
その後はおそらく解放され、自由になったと思われます。

イェスマの起源

そもそも、イェスマの成り立ちとは何だったのか?

その答えは、
8巻にてヴァティスの口から語られました!

ヴァティス/ルタが統制する前から元々、
メステリアに住む人間たちは生きるために争っていました。
ただし、女性には次の欠点があったことで、
男よりも短命であり、男からも狙われる理由だったわけです。

子供を産むことで霊力を消費する。
子宮に霊力が溜まっている。
(霊力の塊(子宮)を食らうことで自身の霊魂が補強される)

そこでルタとヴァティスは、
いまの王政の仕組みを作ったということ。

元からヴァティスは
このやり方が適切ではなかったと後悔していたようです。。。

つまり苦肉の策で作られたこの仕組みは、
ロリポやジェス、シュラヴィスにより破壊されたことになりますが、
女性の欠点について解決に至っていないので、
新しいメステリアでの課題になりそうです。。。

作中に登場する主なイェスマ

・ジェス
 本作のヒロイン
 ロリポを文字通りブヒブヒさせてくれる女の子!

・セレス
 ロリポが出会った<イェスマ>二人目。
 ノットに思いを寄せており、
 最新刊では徐々にノットも心を開いていそう。

・ブレース
 ロリポが出会った<イェスマ>三人目。
 1巻にて王都に向かうロリポ、ジェスを庇って死亡…。
 と思われていたが、その後に
 ロリポの世界に転移してしまったみたいでした。

・イース
 昔のノットの想い人。

 1巻時点で既に死亡していた女の子であり、
 なんとのちに、ジェスの姉にあたることが判明!


以上、イェスマについて解説しました!

使用人として扱われる分には、
まだましと言える以上、
奴隷という表現は正しくもない気がしますが、
16歳になったら強制的に王都へ向かわされる以上、
幸せといえる人生では無かった子が多いでしょう。。。

豚のおかげで、
多くの女の子が救われたわけだね!