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では、さっそくですが
5巻の内容に触れていこうと思います!
4巻の感想では、
少々酷評気味の感想となりましたが、
5巻も同じかなあ。。。
(5巻の内容に満足な方は
嫌な気持ちにならないように、引き返してもらえると!)
5巻も4巻同様に、
浅村視点、沙季視点が繰り返されるような構成になってました。
この構成には正直助かったという気持ちで、
というのも、沙季視点が無かったら、
読むのが苦痛までありました。。。
1巻当初あった沙季の日記として、
最後に振り返るスタンスだったらギブアップしてた。
沙季ちゃん視点に関しては、
特にふんふんと読み進められるんだけど、
浅村視点だと、もう何から何まで気になってしまうようになってしまった。
理由についても考えながら読み進めていたんだけど、
それはやっぱり、
浅村くんの感情に理解を示せない
からかなあ。
妹という関係にこだわり過ぎだとかは、
前々から言い続けていたわけだけど、
浅村の考え=浅村の行動
がどうしてもつながらないのが気になるのよね。
浅村くんが沙季ちゃんに一歩踏み出せないのは、
親同士の関係を悪化させたくないって言うのが
直近の問題だったと思うんだけどさ、
雰囲気に流されてキスしちゃう
ってどうなのよ。
(あと、君いつも行動が急なのよw)
いや高校生だし、そんなもんだよ!!
と言われたら、わからない気もしないけど、
1巻当初の浅村君スタンスからは考えもつかないかな…。
本作品を読み始めたときは、
浅村君も沙季ちゃんも人間関係はどこかドライで、
ちょっと拗らせ気味だと思っていた。
でも5巻までの進展を見ていると、
沙季ちゃんの成長は見れるものの、
浅村君に対しては「え、何してんの…」と思う場面が多く、
浅村君は人との育み方を見直す必要があるのではないかと。
最後に<あとがき>を見て。
なんでしょう作者のこの自信は。。。
別にほかの作者さんと比較するつもりも、
読者を喜ばせる姿勢を見せてほしかったわけじゃないんだけど、
5巻の内容、物語の見せ方が”読者を満足させている!”と言われているようで、
これが今後もだらだら続いていくのかと思うと、
ちょっと残念な気持ちになったんですよ。。。
とまあ、いろいろ愚痴ったところで俯瞰的に考えてみたわけですよ。
ラブコメを描くライトノベル
というフィルターを通してこの作品を見過ぎていたかなぁと。
というのも、
この作品の良いところに当たるんだと思いますが、
浅村君と沙季ちゃんの二人の気持ちをありのままを等身大で描いていく、
という作風が、逆に人間っぽくないなって感じちゃいました。
(5巻で気づくって今更ですけどねw)
私は物語の浮き沈みを楽しむようなタイプなので、
そういう展開を次か次かと、
勝手に期待してのが駄目だったんだなあと。。。
以上、5巻の感想でした。
今回は、
工藤教授のカップル絡みシーンが
ちょっとクスりときたくらいで、あとは難しい顔して読んでましたw
次巻の感想が無かったら察してくださいな。