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MF文庫J 義妹生活
4巻の感想です!
作品情報
発行レーベル: MF文庫J
著者:三河ごーすと
イラストレーター:Hiten
<前回の感想記事>
前回の<3巻>では、
お互いが自分の感情に気づき、
意識したと同時に、
自分の気持ちをしまい込んでしまったんだよね。
元々人間関係が不器用というか、
ドライな二人なので、
そこに義兄妹という関係が、
またややこしくしてる感あるねぇ。
では以下で
4巻の内容に触れていきますので
ネタバレ注意です!
3者面談について
学生イベントの一つですね。
私は中学のときはありましたが、
高校のときは無かったような。。。
悠太と沙季の保護者役として、
沙季ママが参加することになったわけだけど、
う~ん…違くない?
と思ってしまったのが正直な感想。
悠太が沙季ママを
“母親として認めてくれていた”
というのは良かったんだけど、
これを表現したいがために
三者面談というイベントを使ったのかな?
って物語の構成が気になってしまったのよね。
事実として、
数か月しか生活を共にしていないわけで、
悠太には父親が参加しないと変じゃない?
と思ってしまいました。。。
相談相手となった新キャラ二人
悠太には予備校で出会った藤波夏帆。
沙季には、読売先輩が通う大学の工藤教授。
それぞれ人間関係について、
アドバイスしてくれたわけだね。
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工藤教授のキャラが
個人的にツボw
二人とも一人でずっとグルグル考えて
しまって深みにハマってるので、
誰かに相談できたというのは、
いい機会だったんじゃないかな。
二人は再度すり合わせをする
ついに悠太から沙季への気持ちを告白!
…したわけだけど、
やっぱり行動が急すぎんか?(笑)
読者からすると、
二人がいろいろ考えた背景わかるんだけどさ、
その過程は話さずに、
結論だけぶつけちゃうから
感情がついていかないのよねえ…。
だから沙季も困惑から始まるわけよ。。。
(本当ならお互い両想いなのにさあ…)
結局二人は、
あくまで兄妹という関係の延長として、
仲を深めていくということになったわけ。
二人とも両親に迷惑をかけたくないという
気持ちが強いからこそなんだろうけど、
義理の兄妹という関係に
引っ張られすぎな感じが否めないかなあ。
今回、悠太と沙季パートが
交互に出ていたけど、
最後のシーンだけ無かったので、
沙季の内心については気になるかな!
4巻の感想まとめ
<二人の仲>も進展といっていいか微妙だけど、
前には進んでいるみたいだし、
まちがいなく話自体は進んでる。
それでいて、タイトルに相違なく
たしかに義妹といった関係が主題にもなっている。
だけど、
どうしても会って数か月の二人が
兄妹なら――という関係に
引っ張られている感が、
ちょっとくどく感じた巻でした。
次回は義兄妹という殻を
破ってくれることを期待かな!
以上、4巻の感想でした!
好きな作品だったからこそ、
少々辛めなレビューでしたが、
次巻はこれが布石になっていることを望んでおります!!
5巻の感想はコチラ!