※この記事は原作9巻までの内容のネタバレを含みます。
ガガガ文庫『弱キャラ友崎くん』の
メインヒロインである日南葵について考察です。
下記記事では日南=日南葵と記載します。
日南葵とは
本作の主人公である「友崎文也」の人生の教えの師であり、
パーフェクトヒロインの名のもとに人生ではリア充。
そして、アタファミでは
NO NAME
というプレイヤーで友崎に続き2位の実力を持っています。
日南の家族構成について
現在の高校2年生時点ついては明らかになっていませんが、
少なくとも過去はこうなっていたことがわかります。
・日南母
・日南葵(長女)
・日南渚(次女)
・日南遥(三女)
高校2年時点では、下記です。
・日南母
・日南葵(長女)
・日南渚(次女)
・日南遥(三女)
父の存在は明らかになっていません。
物語上必要ないから登場していないということもありますが、
今後のストーリーで重要な人物の一人になるかもしれないので、
あえて伏せられている可能性も高いなと。
ある時点から消えてしまった渚ちゃんですが、
その理由は未だ明かされていません。
分かっているのは渚ちゃんがいなくなったのをきっかけに、
いまの日南の行動原理が出来上がったということ。
日南葵=日南渚説
一部の読者で、
葵は渚なのではないか?
という疑惑が上がっているようです。
本当の日南葵に何かが起きて、
渚が葵を名乗っているということですね。
本当の葵が亡くなってしまったのか、
そちらが渚として生きているかは不明。
あとは3女が映る挿絵見ると、
確かに当時の葵と今の葵が微妙にピッタリこないんですよね。
むしろ渚に似ているような。。。
※イラストレーターさん次第なので何とも言えないですが
あくまで可能性の一つとして出ているだけで、
実際にどうかと言われると
私個人としては「うーん。。。」といった感じ。
だって本当だったらかなりのホラーじゃないですか?w
友崎のリア充成り上がり物語ではなく、
日南の闇を追っていく物語になってしまいますしね。。。
なのであくまで私は、
可能性としては面白いですがこの説は否定派です。
追記)10巻を読んで。
渚ちゃんは渚ちゃんでしたね!
日南が語るあの日とは
日南の過去編で、
時折日南は「あの日」というワードを使います。
あの日というのは、
おそらく渚ちゃんがいない理由と関係していると考えられます。
「あの日」以降、
日南は地道な努力をはじめ、
友人との会話でも反応を確かめながら日々を過ごすようになります。
中学1年の頃には、
平均的な女子から、
中学3年ではパーフェクトヒロインの座を手にしました。
成果だけを見れば、努力家な女の子です。
ですが、その行動の裏や理由を考えたとき、
なぜ彼女はそこまでするのか?
という疑問が生まれます。
自分は正しいのだと証明するため。
ではなぜ日南は、それを証明したいのでしょうか。
誰かを見返したいのか、何かの贖罪なのか、
それはまだ憶測の域を出ませんが、
「弱キャラ友崎くん」の重要な物語の一つであり、
友崎が立ち向かう課題の一つになるのではないでしょうか。
アタファミとの出会い
――中学3年。
最後のバスケの大会で優勝を
目指していた日南ですが、悔しくも敗退に終わります。
今まで自分の行動が必ず結果に結びついており、
たとえすぐに叶わなくても
トライ&エラーを続けて目標の実現をしてきた日南が、
「高校最後の大会での優勝」という一度逃すと絶対に叶えることができない
目標を達成できずに終わったのです。
意気消沈しかけていた彼女に、
妹の遥ちゃんが誘ってくれたゲームが「アタファミ」だったのです。
最初は負け越していた日南ですが、相変わらずの分析力を発揮しみるみると上達。
そんななか、ついにレート1位のnanashiこと友崎とのマッチング。
結果は惨敗に終わったものの、日南はnanashiこそが自分に持っていないものを持っている人だと。
そしてバスケの試合で感じてしまった孤独感を共有できるのではと。
日南に中学時代彼氏がいた
6.5巻で判明したことですが、
中学時代、日南には彼氏がいたわけです!
付き合った理由が、
女子中学生らしからぬ理由なので、
色恋沙汰とはいいがたいのがなんとも。。。
以降の日南は、
誰かと付き合うことに意味を見出していなさそうなので、
この後友崎と出会うまでにほかに彼氏がいたとは考えずらいですね。
日南って友崎と付き合うのか?
ラブコメと位置しているこの作品には、
もちろん付きまとうこの話題。
こちらについては下記記事にまとめていますので、
気になっている方は覗いてみてください!
以上、日南葵の過去について振り返ってみました。
物語では、
友崎の人生を引っ張っていってくれるパーフェクトヒロインから、
何かを隠している孤独感のある女の子
にベールが暴かれつつある彼女ですが、
この後どんな物語に進むか楽しみですね!