MF文庫J「探偵はもう、死んでいる」2巻の感想記事です。
以下、ネタバレ注意です。

シエスタとの過去回想2-1 文化祭へ潜入
2巻はいきなり過去回から始まりました。
シエスタが既に死んでいる関係上、シエスタの話、つまり過去回が多くなってる印象。
君彦の学校で怪談の花子さんの真相を突き止めるため、君彦とシエスタは君彦の学校へ行くことになり、学校は文化祭真っ最中。
文化祭という雰囲気のせいかシリアスな雰囲気はどこへやら。
そしてシエスタの猫耳メイド姿を想像する君彦w
口ではぶっきらぼうだけど、君シエスタ大好きでしょw
シエスタとの過去回想2-2 SPESの幹部登場
1巻ではコウモリ、カメレオンがSPESの刺客として登場していましたが、
またも過去回想でケルベロスというキャラが登場しました。
ケルベロス戦ラストでヘルというSPESの幹部が登場しましたが、意味深な発言がありましたね。
この時点で1巻で起きた出来事をすべて当てているわけで、
未来を予言しているのは間違いないんだけど、どうやって?という謎が残ったまま。
聖典はそもそも誰が作ったのかや、どこまでの未来が記載されているのかも気になります。
君彦の巻き込まれ体質ではなく、巻き込み体質というのも引っかかる。
やはり何か謎がありそうな。。。
シエスタと君彦の関係はビジネスパートナーとか言ってたけど、
両方に向かって嘘つけ!と言いたくなる場面が多かったですね(笑)
君彦が連れ去られてロボット持ってくるってどういうことなの。。。
物語上、ロボットとか無縁かと思ってたら、こんなところでという不意打ちよ。シリウス。。。
シエスタとの過去回想2-3 君彦、少女の助手となる
アリシアという記憶喪失の自称17歳で、
見た目13歳ほどの女の子の助手となるほんわか展開もつかの間。
おら、嫌な予感がすっぞ。と言いたくなる気持ちをグッとこらえて物語を読み進めると、
ヘルがケルベロスの変身能力を使って姿を変えており、かつ記憶がなくなっていると。
(この後判明しますが、正確にはアリシアが素の状態のよう)
ドシリアスな展開に近づきつつあるところ、唯一の救いは
シエスタの君塚のプロポーズもどきへの嫉妬とお酒に酔った姿でしたね。
ベッドシーンが途中で終わってしまいましたが、本当にやっていないんですね???
シエスタとの過去回想2-4 ヘルとの決着
アリシアがヘルだと判明し、カメレオンが連れ去ってしまったので、
救出に向かう展開では衝撃の展開が盛りだくさん。。。
まずはSPESの親であるシードの登場。
種の繁栄が目的とのことですが、それだけが目的なのでしょうか。
自分の分身をすぐに作れるようなので、量産してしまえば人間なんて一網打尽にできてしまうような。
シエスタ以外にも実はSPESと戦っている人がいるのかな?
そしてシエスタの死の原因が判明。
ヘルの心臓のとなり、ヘルを押さえつけてアリシアの精神を呼び戻し、
かつ自分はそのまま眠ってしまう。
そして生まれたのが新しい人格の夏凪渚なんて誰が予想するよ。
さらにはこの出来事を君彦は特殊な花粉のせいで忘れてしまっていると。。。
ここまで読みまでに1巻の君彦と2巻での回想の君彦がどうも重ならないというか、
妙に嚙み合わない部分があるなと思ったら、そうか記憶が部分的に欠けていたからなんですね。
喉のつっかえがやっととれたよ。。。
2巻の感想まとめ!
ラストは衝撃でしたね。
まさかそうもってくるとは思ってなくて度肝抜かれましたわ。
とっくに物語はスタートしているのに、いままた始まりの気持ちになってて不思議ですw
シエスタの死が判明しましたが、
1巻では渚(アリシア)がシエスタに干渉して、
一時的にシエスタの精神が復活しましたが、
これは逆にヘルの暴走も起きうる可能性がありそうな予感。。。
ところでこの回想はシエスタが準備した映像のようで、
君彦とシエスタの恥ずかしエピソードは公開処刑ものだったわけですが、どういう仕組みなんだろう。
そして真相を知った渚がどうするのか不安半分、期待半分といったところでしょうか。
以上、2巻の感想でした!
怒涛の展開でしたが、3巻はそれをどう処理していくのか楽しみにしたいですね。